GIS向け次世代気象データAPI「HalexSmart!」にて地震関連データを提供開始
2023年9月1日
株式会社ハレックス(以下、ハレックス)は、本年4月に発表した地理情報システム(Geographic Inforamation System:以下GIS)向けの気象データ提供APIサービス「HalexSmart!」が地震関連データに対応し、2023年9月1日より順次データを提供開始することをお知らせします。
本サービスは、GISの地図上での表示を目的としてハレックスが加工した様々な気象データをAPIで提供するサービスです。これまで、高解像度降水ナウキャスト、 雷ナウキャスト、土砂災害危険度分布など20種類の気象データの提供に対応しておりましたが、お客さまからのご要望が多かった地震関連データ、津波関連データを提供対象に加えました。これにより、気象情報に加え、地象情報を地図上に重畳できるようになり、各社GISサービスの利便性がさらに向上することとなります。
近年の地域防災力の強化のため、ITを駆使した防災DXを推進する機運が高まっており、GISの利用に関しても、地震発生後の対応や処置などを円滑に実施するために気象データに加えて地象データを重畳したいというお客さまからのご要望があります。
そこでハレックスは、当社のGIS向け次世代気象API「HalexSmart!」を地震や津波などの地象データにも対応させ、お客さまがご利用のGISで気象、地象データを一元管理できるよう開発を進め、2023年9月1日より順次提供開始することといたしました。
「HalexSmart!」はGISに取り込みやすく、地図への表示加工などが不要となるデータとして提供するAPIサービスです。今般の提供対象データの拡大により、水災害と地震災害などの同時発生による「複合災害」時の情報収集などでもより一層利用しやすくなります。
▼追加する地象データ ・震源震度に関する情報 (図1) 気象庁発表の震度1以上を観測した地点と観測した震度および地震の発生場所(震源)などをGIS上に表示するためのデータを提供します。提供方法は、GeoJSON形式です。 |
図1:震源震度に関する情報 |
・推計震度分布図 (図2)
気象庁発表の推計震度分布図をGIS上に表示させるためのデータを提供します。推計震度分布図とは、実際に観測された震度等を基に震度計のない場所の震度を推計して面的な分布図で震度を表現したものです。提供方法は、ベクタータイル/ラスタータイル形式です。 |
図2:推計震度分布図 |
・大津波警報・津波警報・注意報(提供開始時期:10月下旬予定) (図3)
気象庁発表の大津波警報・津波警報・注意報をGIS上に表示させるためのデータを提供します。地震が発生した時に地震の規模や位置を推定し、これらをもとに沿岸で予想される津波の高さが求められ、その結果に基づき大津波警報・津波警報・注意報が発表されます。提供方法は、ベクタータイル・ラスタータイル(警報注意報系の情報)・GeoJSON(震央)形式です。 |
図3:大津波警報・津波警報・注意報 |
【価格】
要素データ利用料(月額) 震源震度に関する情報 16,000円 推計震度分布図 16,000円 大津波警報・津波警報・注意報 16,000円 |
※その他「HalexSmart!」をご利用いただくために下記お支払いが必要となります。
初期設定利用料 | 10,000円 |
基本利用料(月額) | 10,000円 |
【提供開始日】
2023年9月1日(金)
※大津波警報・津波警報・注意報データは2023年10月下旬を予定しています。
今後もお客さまからのご要望に合わせ、提供対象データの種類を順次拡大してまいります。
また、当社気象災害モニタリングシステム「HalexForesight!」の地震関連データへの対応も予定しております。
「HalexSmart!」のサービス概要
https://www.halex.co.jp/service/smart.html
*HalexSmart!は、株式会社ハレックスが商標出願中です。
*その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。