2014/08/05
えひめ愛顔(えがお)広め隊『みきゃん』
8月1日(金)2日(土)の2日間、愛媛県松山市に出張して、同地の「アイテムえひめ(愛媛国際貿易センター)」で開催された『えひめITフェア2014』というイベントに、地元IT企業を中心として構成される「坂の上のクラウドコンソーシアム」の一員として出展してきました。弊社ハレックスも心臓部分の気象情報提供を担う主要構成会社の1社となっていますから。
『えひめITフェア』は、愛媛県IT推進協会、総務省四国総合通信局、愛媛県、松山市、四国情報通信懇談会、(公財)えひめ産業振興財団、テレコムサービス協会四国支部で構成される「えひめITフェア実行委員会(会長:小林真也 愛媛県IT推 進協会会長)」の主催で開催される愛媛県最大のIT(情報処理技術)、ICT(情報通信技術)関連のイベントです。15回目となった今回のテーマは『見つける 身に付ける ICT』(^^)d
えひめITフェア2014公式HP
愛媛新聞
えひめITフェア2014公式HPに掲載されている実行委員会の小林真也会長(愛媛大学教授)の挨拶によると、「情報通信技術(ICT)の活躍の場は、その存在無しには考えられない二次産業、三次産業に留まらず、今や一次産業においても大きな役割を果たしつつあります」と書かれています。
先日、この『おちゃめ日記』の場でも書かせていただきましたが、「坂の上のクラウドコンソーシアム」が目指しているのが、「詳細な気象情報を活用した(一次産業である)“農業”の活性化」(^^)d 今回のイベントの主旨は、 まさに「坂の上のクラウドコンソーシアム」が取り組んでいることそのものであると言えます。
おちゃめ日記『坂の上のクラウドコンソーシアム』
さすがに中国四国地方随一の農業県・愛媛県です。『えひめITフェア』の狙いの1つに一次産業を持ってきました。会場で実行委員会の小林真也会長と少しお話をさせていただいたのですが、テーマにピッタリだと、大変に喜ばれていました。
「坂の上のクラウドコンソーシアム」に関しては、このところマスコミで取り上げていただくことが急に増えてきました。先週もテレビ愛媛さん、南海放送さんという地元民放テレビ局のニュースで取り上げていただきましたし、NHKさんでは1ヶ月ほど前に松山放送局のローカルニュースで取り上げられたほか、全国放送の『おはよう日本』でも取り上げていただきました。愛媛新聞さん、全国版の毎日新聞さん、日本経済新聞さん、日本工業新聞さん、日本農業新聞さん等の新聞でも取り上げられ、愛媛県内でも、いや全国的にも知名度、注目度が高まってきている感じです。
この日もひっきりなしに「坂の上のクラウドコンソーシアム」のブースを覗いていかれる来場者の方々が相次ぎ、多くの方々から「テレビで観ました」とか「新聞で読みました」といった声をかけていただきました。マスコミの場に露出させていただいている効果は抜群のようです。また、わざわざ我々「坂の上のクラウドコンソーシアム」の展示だけを見に来場していただいた農業従事者の方もいらっしゃったりして、地元愛媛県での期待の大きさを実感しました。この日も日本経済新聞社の記者さんからの取材があり、私が取材に応じさせていただきました。
20140807日本経済新聞(四国)
おやおやおや、お隣には……(^^)d(笑)
会場には愛媛県の公式キャラクター『みきゃん』も登場。ご来場の方々に愛嬌を振りまいていました(^-^)
愛媛県公式キャラクター『みきゃん』のオフィシャルWebサイト『みきゃんのかんづめ』
この『みきゃん』、あの「くまモン」(2011年:熊本県)や「バリィさん」(2012年:愛媛県今治市)、「さのまる」(2013年:栃木県佐野市)を生んだ『ゆるキャラグランプリ』の今年の大会にエントリーしたようで、“応援お願い”のポスターも貼られていました。2012年の大会では「バリィさん」(今治市)でグランプリを獲得した愛媛県ですが、昨年の大会には2年連続グランプリを狙って県の公式キャラクター『みきゃん』をぶつけてみたところ、健闘虚しく11位。今年はその雪辱を期して、既に早くから選挙運動(?)を展開しているようです(笑)
私からも……、メチャメチャ可愛いので、「1日1ポチ(クリック)!」の応援、よろしくお願いいたしますm(__)m
「坂の上のクラウドコンソーシアム」が今回の『えひめITフェア2014』に出展してお披露目したのは、まだまだ開発途中のα版のシステムに過ぎないのですが、私が見てもなかなかいい出来になっています。『えひめITフェア2014』の会場でご覧いただいた方からも、このままでも使えるとの声をいただいているくらいです。残りの機能の開発も順調に進んでいて、当初の予定通り約3ヶ月後の10月末には当初目論んだ機能が全て揃い、実際に愛媛県の農家の方々にお使いいただく実証実験のフェーズに入れそうです。
その実証実験を通して寄せられる農家の方々からのナマの声(改善要望等)を取り込み、さらに機能の強化や追加を行った上で、可愛い『みきゃん』同様、「えひめ愛顔(えがお)広め隊」として、全国市場に打って出る!…そんなシナリオを描いています(^^)d
NHKの特別大河ドラマ『坂の上の雲』の初回冒頭の渡辺謙さんによる次のナレーションはあまりに秀逸でした。
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まことに小さな国が開化期を迎えた。小さなといえば明治初年の日本ほど小さな国はなかったであろう。産業といえば農業しかなく、人材といえば、300年の間、読書階級であった旧士族しかなかった。明治維新によって日本人は初めて近代的な国家というものを持った。誰もが国民になった。
この痛々しいばかりの昂揚が分からなければ、この段階の歴史は分からない。社会のどういう階層のどういう家の子でも、ある一定の資格を取るために必要な記憶力と根気さえあれば、博士にも、官吏にも、軍人にも、教師にもなり得た。この時代の明るさはこういう楽天主義から来ている。今から思えば実に滑稽なことに、米と絹のほかに主要産業のないこの国家の連中が、ヨーロッパ先進国と同じ海軍を持とうとした。
この物語は、その小さな国がヨーロッパにおける最も古い大国の一つロシアと対決し、どのように振る舞ったかという物語である。
四国は伊予松山に、三人の男がいた。この古い城下町に生まれた秋山真之は、日露戦争が起こるにあたって勝利は不可能に近いと言われたバルチック艦隊を滅ぼすに至る作戦を立て、それを実施した。その兄の秋山好古は、日本の騎兵を育成し、史上最強の騎兵と言われるコサック師団を破るという奇蹟を遂げた。もう一人は、俳句、短歌といった日本の古い短詩型に新風を入れて、その中興の祖となった俳人、正岡子規である。
彼らは明治という時代人の体質で前をのみ見つめながら歩く。登っていく坂の上の青い天にもし一朶(いちだ)の白い雲が輝いているとすれば、それのみを見つめて坂を登っていくであろう。
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四国は伊予松山の地でこのナレーションを聴くと、なおさら心が奮い立ってきます。だから今、四国松山なのです(^^)d 「坂の上のクラウドコンソーシアム」に集う仲間は、皆さん、こう いう熱い“思い”の持ち主です。松山人は、いまだに明治という時代人の体質を引き摺っているようなところがありますから(^^)d まぁ~、基本的に単純な楽天家が多いってことかもしれま せん(^^;
【追記1】
この週末、四国地方は徳島県、高知県を中心に、台風12号の影響による大雨で、各地で床上、床下浸水が発生するなど甚大な被害が出ましたが、同じ四国でも少し西側に位置する愛媛松山は、夜中に時おり少し強めの雨が降ることはありましたが、私の滞在中、昼間はほんのパラつく程度の雨だけで済みました。徳島県や高知県の様子をテレビのニュース等でご覧になった方には信じていただけないかと思いますが、ほとんど傘を使うこともなかったくらいです。
松山市の南側すぐ目の前に東西に屏風のように連なる1,000メートルを越える高い四国山脈の山々が雨雲の侵入を遮ってくれているためか、はたまた、“驚異の晴れ男”の私が滞在していたためか(まさか……ね(^^; )、愛媛松山はホン ト自然災害の少ないところです。
今週末には、またまた台風11号がやってくるみたいなので、心配しています。勢力はこの台風11号のほうが遥かに強いようですし、今回の台風12号で甚大な被害を受けた地方は、台風12号で降った雨がまだまだ土壌の中に残り、各地で土砂災害や河川の氾濫が発生する危険性が非常に高まっているでしょうからね。
【追記2】
8月に入り、愛媛松山はクマゼミの声がやかましいくらいです。朝は実家の庭の植木で鳴く大音量のクマゼミの鳴き声で目が覚めるほどでした(*_*)。シャーゴ、シャーゴ…というクマゼミの鳴き声は目覚まし時計の音よりも大きくて不快ですから。
実家前にある田圃の上空は“大編隊”の赤トンボが完全に制空権を握り、シオカラトンボを地べた付近に追いやっていました(^^)d
実家の庭では父が栽培中の南洋の植物パッションフルーツが幾つも実をつけていて、その横ででっかいアゲハチョウが羽を休めていました。
執筆者
株式会社ハレックス
前代表取締役社長
越智正昭
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