2015/09/29

秋分の候

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秋分の日を挟んだシルバーウィーク、首都圏は爽やかな秋晴れの日が続きました。どこかにお出掛けだった方も多かったのではないでしょうか。

私も息子夫婦と孫娘と一緒に茨城県のひたち海浜公園に出掛けました。コスモスもコキアもまだこれからって感じでしたが、百日草は綺麗に咲き誇っていました。

我が家の玄関先に植えてある金木犀が咲いて、周囲に甘い香りを漂わせています。シルバーウィークは半袖Tシャツ姿で過ごしましたが、植生は基本的に自然に忠実なもので、確実に秋の様相を呈しています。

我が家の家庭菜園もキュウリやナス、ピーマンといった夏野菜が終わり、大根やキャベツ、白菜、春菊、ホウレン草、ニンジン、ジャガイモといった葉物や根物中心の秋野菜に替えています。蒔いた種子がやっと芽吹き始めました(相変わらず、いろいろな種類の野菜を植えています)。

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見上げると、空にはウロコ状のイワシ雲が出ていました。このイワシ雲、正式名称を巻積雲といい、別名、ウロコ雲、やサバ雲とも言われています。高度5,000メートル~13,000メートルの高高度にできる雲で、小さな雲の固まりがたくさん集まったように見える雲です。温暖前線や熱帯低気圧が近づいてくると発生し、巻雲(スジ雲、ハネ雲、シラス雲とも呼ばれ、刷毛で白いペンキを伸ばしたように繊維状の細い雲が集まった形が特徴の雲)の次にこの巻積雲が発生すると次第に天候が崩れてくると言われています。

日本では、秋に台風や移動性低気圧の影響で見る機会が多く、秋の象徴的な雲とされています。秋になると「空が高くなる」ように感じられるのは、この巻積雲(イワシ雲)や巻雲のように雲が高高度でできるためです。