2016/01/13
表情は会社のエネルギー
私は、仕事柄、多くの企業を訪問することがあるのですが、会社の中に一歩足を踏み入れた瞬間に「あっ!この会社は元気な会社だな」と感じたり、反対に「あれっ!?規模や名前でイメージしていたわりには元気がないな…」と感じることがあります。それは、訪問した会社の社員やスタッフの方々に「表情」が“ある”か“ない”かということの差から来ているように思います。
もちろん、すべての方が例外なくということではありませんが、感情が見えにくく、淡々とした印象を受けてしまい、全体的に「表情がない」と感じてしまうと「元気がない会社」だと感じてしまいます。社員に表情がなければ活気が感じられないというのは、当たり前のことかと思います。
企業には数多くの人が働いていますが、出身地や年齢、経歴が違い、性格や価値観、社会観も人それぞれに違います。仕事を行うポジションがそれぞれに違います。同僚・上司・後輩の差もあります。考え方や意見、判断に違いがあるのは当然です。その結果、自身の考えと違う判断に納得ができなかったり、自身の考えを認められて嬉しかったり…等々、喜怒哀楽をはじめ様々な感情が生じるのも当然のことです。
もちろん社会人ですから、感情を表に出すというレベルについては相応のものがあって然るべきではありますが、それぞれに生じた感情が自然に、あるいは思わず表情に出てしまうのは、人として普通のことであると私は思っています。
表情がない・感情を表面に出さないということと、業務上改善しなければならない事項やトラブルの前兆が表面に出ることなく埋もれてしまい、会社としての対応が遅れるということとは、ある程度同期しているように私は思っています。
違う意見や考えを持っていても言わない・同調してしまう・表情にも出さない…となると、本来、表情により相手に認識されるべき違いやズレが気付かれないままとなり、気付いた時には対応が遅れるという事態に陥るからです。
また、感情を表情に出さないで当たり障りのない対処を続けていくと、物事に対して無関心になってしまい、お客様の表情が読めない・他部署のことも関知しない…といった結果を招き、組織としての強みを発揮できなくなってしまいます。
では、表情がない・感情を表面に出さない理由はどこから来るのでしょうか?
過去に意見、考え、判断の違いを表面に出したことで、社内で不利益を被ったり、自身の仕事に支障が生じたりといった経験をした、あるいは自身が直接経験していなくても先輩社員からの継承による感情を表面に出さないようにする社内の風土等に起因していると、私は思っています。
その結果、改善・改革や新たなことへの挑戦より、なるべく感情を表に出さないで、日常を無難に過ごすことを選択し優先させてしまっているのではないか…とと私は思っています。このように、日々を無難に過ごしている状態では、社内に活気が生まれることなど、まず望めません。
さて、弊社の社員やスタッフの皆さんですが、怒って周りに当たり散らしたり、ふてくされて投げやりな態度をとったり…ということは、流石に社会人ですからまず見掛けませんが、考え方が違い納得していない、あるいは頑張った結果に満足している、また、仕事の合間の軽口に笑みがこぼれて楽しそう…といった表情の社員やスタッフの姿はよく見掛けます。
以前は、申し訳ないけど、無表情・無関心、もっと端的に言うと社員やスタッフの孤独感が社内に広まっていたように感じられる時期もあり、私としてはたいへん気になっていたこともありましたが、社内で情報の共有化が進み、他の社員や他の部署が何をしているのかをお互いに知ることができようになって、少しずつ変わってきたように思います。大変なのは自分1人だけではなくて、皆が苦労して頑張っていることを知ることができ、その結果、組織を超えた部分でもコミュニケーションが活発になってきたからではないか…と私は思っています。
私は社員やスタッフの皆さんの表情は会社のエネルギーの源泉であると思っています。
現在、私達を取り巻く市場環境には相変わらず厳しいものがあり、また、弊社を含め世の中的には投資が先行してそれがまだなかなか回収に至っていない収益的には厳しい状況が続いている会社が多い状況ですが、社員やスタッフの皆さんの顔に表情が見える間は、市場に合わせた商品・サービス、営業スタイル、マネジメントの改善・改良ができ、ビジネス市場で十分に戦っていけると、私は思っています。
頑張っていきましょう! o(^o^)o
もちろん、すべての方が例外なくということではありませんが、感情が見えにくく、淡々とした印象を受けてしまい、全体的に「表情がない」と感じてしまうと「元気がない会社」だと感じてしまいます。社員に表情がなければ活気が感じられないというのは、当たり前のことかと思います。
企業には数多くの人が働いていますが、出身地や年齢、経歴が違い、性格や価値観、社会観も人それぞれに違います。仕事を行うポジションがそれぞれに違います。同僚・上司・後輩の差もあります。考え方や意見、判断に違いがあるのは当然です。その結果、自身の考えと違う判断に納得ができなかったり、自身の考えを認められて嬉しかったり…等々、喜怒哀楽をはじめ様々な感情が生じるのも当然のことです。
もちろん社会人ですから、感情を表に出すというレベルについては相応のものがあって然るべきではありますが、それぞれに生じた感情が自然に、あるいは思わず表情に出てしまうのは、人として普通のことであると私は思っています。
表情がない・感情を表面に出さないということと、業務上改善しなければならない事項やトラブルの前兆が表面に出ることなく埋もれてしまい、会社としての対応が遅れるということとは、ある程度同期しているように私は思っています。
違う意見や考えを持っていても言わない・同調してしまう・表情にも出さない…となると、本来、表情により相手に認識されるべき違いやズレが気付かれないままとなり、気付いた時には対応が遅れるという事態に陥るからです。
また、感情を表情に出さないで当たり障りのない対処を続けていくと、物事に対して無関心になってしまい、お客様の表情が読めない・他部署のことも関知しない…といった結果を招き、組織としての強みを発揮できなくなってしまいます。
では、表情がない・感情を表面に出さない理由はどこから来るのでしょうか?
過去に意見、考え、判断の違いを表面に出したことで、社内で不利益を被ったり、自身の仕事に支障が生じたりといった経験をした、あるいは自身が直接経験していなくても先輩社員からの継承による感情を表面に出さないようにする社内の風土等に起因していると、私は思っています。
その結果、改善・改革や新たなことへの挑戦より、なるべく感情を表に出さないで、日常を無難に過ごすことを選択し優先させてしまっているのではないか…とと私は思っています。このように、日々を無難に過ごしている状態では、社内に活気が生まれることなど、まず望めません。
さて、弊社の社員やスタッフの皆さんですが、怒って周りに当たり散らしたり、ふてくされて投げやりな態度をとったり…ということは、流石に社会人ですからまず見掛けませんが、考え方が違い納得していない、あるいは頑張った結果に満足している、また、仕事の合間の軽口に笑みがこぼれて楽しそう…といった表情の社員やスタッフの姿はよく見掛けます。
以前は、申し訳ないけど、無表情・無関心、もっと端的に言うと社員やスタッフの孤独感が社内に広まっていたように感じられる時期もあり、私としてはたいへん気になっていたこともありましたが、社内で情報の共有化が進み、他の社員や他の部署が何をしているのかをお互いに知ることができようになって、少しずつ変わってきたように思います。大変なのは自分1人だけではなくて、皆が苦労して頑張っていることを知ることができ、その結果、組織を超えた部分でもコミュニケーションが活発になってきたからではないか…と私は思っています。
私は社員やスタッフの皆さんの表情は会社のエネルギーの源泉であると思っています。
現在、私達を取り巻く市場環境には相変わらず厳しいものがあり、また、弊社を含め世の中的には投資が先行してそれがまだなかなか回収に至っていない収益的には厳しい状況が続いている会社が多い状況ですが、社員やスタッフの皆さんの顔に表情が見える間は、市場に合わせた商品・サービス、営業スタイル、マネジメントの改善・改良ができ、ビジネス市場で十分に戦っていけると、私は思っています。
頑張っていきましょう! o(^o^)o
執筆者
株式会社ハレックス
前代表取締役社長
越智正昭
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