2015/10/05
北のカナリアたちに逢いに最北限の島へ(その5)
オタトマリ沼の湖畔から利尻山を眺めていると、近くの木に鳥が飛んできてとまりました。羽音がしたのでそちらをほうに目をやると、わっ!あれは!(@_@) キツツキです! それも頭のテッペンが赤いのでアカゲラ! その距離、約5メートル。人間を恐れていないのか、高い木の上にいるのでここまではやって来ないと安心しているのか、悠然と木の枝をつついています。これから寒い時期を迎えるので、餌さとなる昆虫の幼虫をついばんでいるのでしょう。こういう光景がこんな間近で見られるのも、自然の宝庫と呼ばれる所以でしょう。
オタトマリ沼の湖畔には、活ウニを寿司で食べられる売店があるということを書きましたが、その売店の入り口には早朝の7時だというのに、既に暖簾(のれん)がかかっています。店の中に中年の女性の店員さんの姿を見掛けたので、「えっ!?もう開いているの? もし開いているのなら豪勢に朝からウニを食べてみるか」と思い、入り口の引き戸を開けてその店員さんに声をかけました。
私「もうやっているんですか?」
店員「ごめんなさい、8時からだぁ~」
私「暖簾がかけてあるから、こんな時間からやってるのかと思っちゃったよ」
店員「面倒くさいから、ウチは、年がら年中、暖簾をかけっぱなしさぁ~。はっはっは…」
苦笑しながら私「8時まで待つか。ところで、朝からウニは食べられるの」
店員「申し訳ないけど、バフンウニは終わっちゃっててないんだけど、ムラサキウニならあるよ。ただ、今朝採ったウニはまだ来ていないから、昨日、いや一昨日に採れたやつだけど」
私「わかった。じゃあそれを焼きウニにしてくれる」
店員「わかりました。これから準備するので、それまで近くを散策してきたら。準備が出来たら声をかけるからさぁ~」
事前にこういうやり取りをしていたので、まだ8時になる前に「お客さん、ウニが焼けたよぉ~!」とその女性店員が呼びにきてくれたので、湖面に山頂まで映った“逆さ富士”が現れるのを諦めたようなところがありました(^_^;)
ホタテ貝の殻にのった焼きウニ。甘くてメチャメチャ美味しかったです。朝からこんな地元の美味しいものにありつけるのも、旅の楽しみの1つです。ちなみに、利尻島名物のバフンウニの漁は8月いっぱいとのことで、9月に入った今は禁漁期間。ムラサキウニしか採れないのだそうですが、名物の利尻昆布をいっぱい食べて育ったというこのムラサキウニも、なかなかの美味しさです。ちょうどいい焼き加減で、甘さが際立っています。
店員さんが「申し訳ないけど」と言って出されたムラサキウニでこの美味しさなんだから、バフンウニの美味しさはこれ以上ということなんだから、どんなに美味しいものなのか…。想像がつきません。店員さんによると、身がもっと肉厚で大きく、色も濃くて、濃厚な味なんだとか。こりゃあまたバフンウニのシーズンに来てみたくなります。
私「ところで、オタトマリ沼の“逆さ富士”なんだけど、よく見られるの?」
店員「綺麗なのは滅多に見られないさぁ。見られるのは早朝か夕方の風が吹かなくなったほんの一瞬。今朝は特に風がなくて、湖面が綺麗だったね。お客さん、ついてるよ。ここまで静かなことって、滅多にないよ」
私「うん、湖面は綺麗だったね。ただ、残念なことに肝心の利尻山の山頂付近に白い雲がかかってしまって、なかなか山頂が拝めないんだよね」
店員「そりゃあ残念だねぇ~。また何度か来てみなさいよ」
私「うん、そうするかな」
ウニにしろ、利尻山にしろ、この利尻島にはリピートしたくなるような魅力がいっぱい溢れています。
朝からウニを食するという贅沢を味わった後は、オタトマリ沼に程近い沼浦展望台にむかいました。小高い丘の上に立つこの沼浦展望台は「白い恋人の丘」とも呼ばれ、そこからの眺めは最高です。目の前に利尻山がバァーンと美しい山の形を見せ、眼下にはオタトマリ沼、反対側は沼浦海岸とその先に日本海が一望できます。ここから見える日本海には島影や陸地の影、沖を行き交う船の姿など、水平線まで遮るものがいっさいなく、しかもこの日の日本海はあまりに穏やかで、濃紺の海面には波1つ立っていません。こんな日本海を見たのははじめてのことです。しばらく見とれてしまいました。
余談ですが、北海道土産としてあまりにも有名な銘菓「白い恋人」のパッケージに描かれている山は、ヨーロッパのアルプスの山のように思えますが、実は利尻山、それもこの沼浦展望台から見える利尻山の風景が描かれたものなんです。見比べてみると、尾根線に続く険しい奇岩の形なども、そのまんまです。て、この沼浦展望台のことがいつの頃からか「白い恋人の丘」と呼ばれているのも、このためなんです。確かによく見ると、「白い恋人」のパッケージには、山の絵の下に小さく“Mt.Rishiri”の文字が書かれています。
利尻山の山頂付近はなおも白い雲を被り、なかなかその全貌を見せてくれません。まだ8時をちょっと過ぎたところです。二合目の登山口を出てから既に3時間が経過し、山の会の連中は既にかなりの高さまで登っていると思います。今はよく晴れた素晴らしい景色の中を登っていると想像できましたが、問題は山頂に到達する予定の午前10時前後。果たして山頂付近にかかる白い雲はその時にはれるのでしょうか…。
沼浦展望台を後にして、次に昨日、観光案内所の方から高山植物がまだ咲いているとご紹介を受けた利尻島最南端にある仙法志(せんほうし)御崎公園に行こうとしたのですが、ここでちょっとしたトラブル発生。利尻島には周回道路以外に主たる道路はないので、道に迷いようがない…と言われていたのですが、仙法志御崎公園に行くには途中で細い道に入らねばならず、その分岐点をうっかりして通り過ぎてしまったのでした。気付いた段階ですぐに引き返そうかとも思ったのですが、実は先ほどから運転中に軽く睡魔が襲ってきてしまって、これ以上運転を続けると危険だと判断して、取り敢えずベースキャンプのバンガローに戻り、ベッドに横になって少し睡眠を取ってから、再度出直すことにしました(その時点でバンガローまではクルマで20分ほどの距離でしたから)。さすがに今朝は午前3時半に起床したので、慣れないことゆえ、この時間になると眠気が襲ってきました。山の会の連中も同じなんでしょうけど、彼等は鍛え方が違うのかなぁ~。
バンガローで2時間ほど横になって睡眠を取り元気が回復したので、再び出掛けることにしました。
向かった先は姫沼。仮眠をとったので思わぬロスタイムが発生してしまい、昼食も摂らないといけないし、14時半には登山口まで下山してきた山の会の連中を迎えに行かないといけないので、ここは仙法志御崎公園まで行くのを諦め、鴛泊近辺の景勝地を幾つか訪れることにしました。
姫沼はその1つで、鴛泊フェリーターミナルに程近いところにあります。秀峰利尻山を湖面に映す雄大な景観をもつ姫沼は、原生林に囲まれた周囲約1km程の小さな湖です。野鳥観察や釣りの他、高山植物が随所に見られる散策路が設けられています。原生林に囲まれ静かにたたずむ姫沼は利尻島内でも一二を争うほどの人気の観光スポットとのことのようです。沼を一周できる散策路のほか、ポン山という標高500メートルほどの山を経由して姫沼・甘露泉・北麓野営場間の探勝路「ポン山姫沼トレッキングコース」も整備されていて、野鳥の声や森の香りを楽しむことができます。早朝に訪れたオタトマリ沼とは少し趣が異なり、原生林に囲まれ静かにたたずむ湖沼って感じです。ついつい、ブルーコメッツの名曲『ブルーシャトー』が口をついて出てきます。♪森と泉に囲まれて~、静かに眠る~…♪、まさにこの歌詞がピッタリ当てはまる感じがする小さな湖沼です。静寂の中にキ、キ、キ、キ、キィ~…という野鳥の声だけが聞こえてきます。他には物音一つしません。
私と妻は姫沼を一周できる木々に囲まれた散策路を歩いたのですが、ここがなかなかよかったです。旬は過ぎたとは言え、まだ少し花が残っていて、花好きの妻はガイドブックを片手に、珍しい利尻島固有の花の名前等を調べていました。おそらく雪の重みや冬季の猛烈な風で倒れたのでしょう、散策路のあちこちで倒木があるのですが、それもまた自然の姿ということで、むしろその倒木を活かした形で散策路に組み込んでいます。これがなかなか素敵です。
途中、山の会で山頂を目指していた木村課長から「9時45分、全員無事に登頂しました」とのメールが入り、安心しました。10時に登頂の予定でしたから、ほぼ計画通りのようです。山頂付近は一面酷いガスが出ていて、周囲はまったく見えないとのこと。そうだろそうだろ(^.^)。相変わらず山頂付近だけにかかる真っ白く濃い雲を眺めながら、「あの雲の中ならなぁ…」と思っちゃいました。また、山頂付近では霰(アラレ)に降られたのだとか。HalexDream!によると雪(みぞれ)になっていたので、概ね予報は的中したようです。「引き続き気をつけて下山するように」とのメールを返しました。
姫沼を出て、鴛泊フェリーターミナルのところまで戻り、昼食を摂ることにしました。昼食は迷わずウニ丼(^^)d 3,000円するのですが、利尻島に来てこれを食べないわけにはいきません。ここでもウニはムラサキウニでしたが、そのムラサキウニが山盛りに満載された丼はまさに絶品! 大満足の至福の一時でした。
オタトマリ沼の湖畔には、活ウニを寿司で食べられる売店があるということを書きましたが、その売店の入り口には早朝の7時だというのに、既に暖簾(のれん)がかかっています。店の中に中年の女性の店員さんの姿を見掛けたので、「えっ!?もう開いているの? もし開いているのなら豪勢に朝からウニを食べてみるか」と思い、入り口の引き戸を開けてその店員さんに声をかけました。
私「もうやっているんですか?」
店員「ごめんなさい、8時からだぁ~」
私「暖簾がかけてあるから、こんな時間からやってるのかと思っちゃったよ」
店員「面倒くさいから、ウチは、年がら年中、暖簾をかけっぱなしさぁ~。はっはっは…」
苦笑しながら私「8時まで待つか。ところで、朝からウニは食べられるの」
店員「申し訳ないけど、バフンウニは終わっちゃっててないんだけど、ムラサキウニならあるよ。ただ、今朝採ったウニはまだ来ていないから、昨日、いや一昨日に採れたやつだけど」
私「わかった。じゃあそれを焼きウニにしてくれる」
店員「わかりました。これから準備するので、それまで近くを散策してきたら。準備が出来たら声をかけるからさぁ~」
事前にこういうやり取りをしていたので、まだ8時になる前に「お客さん、ウニが焼けたよぉ~!」とその女性店員が呼びにきてくれたので、湖面に山頂まで映った“逆さ富士”が現れるのを諦めたようなところがありました(^_^;)
ホタテ貝の殻にのった焼きウニ。甘くてメチャメチャ美味しかったです。朝からこんな地元の美味しいものにありつけるのも、旅の楽しみの1つです。ちなみに、利尻島名物のバフンウニの漁は8月いっぱいとのことで、9月に入った今は禁漁期間。ムラサキウニしか採れないのだそうですが、名物の利尻昆布をいっぱい食べて育ったというこのムラサキウニも、なかなかの美味しさです。ちょうどいい焼き加減で、甘さが際立っています。
店員さんが「申し訳ないけど」と言って出されたムラサキウニでこの美味しさなんだから、バフンウニの美味しさはこれ以上ということなんだから、どんなに美味しいものなのか…。想像がつきません。店員さんによると、身がもっと肉厚で大きく、色も濃くて、濃厚な味なんだとか。こりゃあまたバフンウニのシーズンに来てみたくなります。
私「ところで、オタトマリ沼の“逆さ富士”なんだけど、よく見られるの?」
店員「綺麗なのは滅多に見られないさぁ。見られるのは早朝か夕方の風が吹かなくなったほんの一瞬。今朝は特に風がなくて、湖面が綺麗だったね。お客さん、ついてるよ。ここまで静かなことって、滅多にないよ」
私「うん、湖面は綺麗だったね。ただ、残念なことに肝心の利尻山の山頂付近に白い雲がかかってしまって、なかなか山頂が拝めないんだよね」
店員「そりゃあ残念だねぇ~。また何度か来てみなさいよ」
私「うん、そうするかな」
ウニにしろ、利尻山にしろ、この利尻島にはリピートしたくなるような魅力がいっぱい溢れています。
朝からウニを食するという贅沢を味わった後は、オタトマリ沼に程近い沼浦展望台にむかいました。小高い丘の上に立つこの沼浦展望台は「白い恋人の丘」とも呼ばれ、そこからの眺めは最高です。目の前に利尻山がバァーンと美しい山の形を見せ、眼下にはオタトマリ沼、反対側は沼浦海岸とその先に日本海が一望できます。ここから見える日本海には島影や陸地の影、沖を行き交う船の姿など、水平線まで遮るものがいっさいなく、しかもこの日の日本海はあまりに穏やかで、濃紺の海面には波1つ立っていません。こんな日本海を見たのははじめてのことです。しばらく見とれてしまいました。
余談ですが、北海道土産としてあまりにも有名な銘菓「白い恋人」のパッケージに描かれている山は、ヨーロッパのアルプスの山のように思えますが、実は利尻山、それもこの沼浦展望台から見える利尻山の風景が描かれたものなんです。見比べてみると、尾根線に続く険しい奇岩の形なども、そのまんまです。て、この沼浦展望台のことがいつの頃からか「白い恋人の丘」と呼ばれているのも、このためなんです。確かによく見ると、「白い恋人」のパッケージには、山の絵の下に小さく“Mt.Rishiri”の文字が書かれています。
利尻山の山頂付近はなおも白い雲を被り、なかなかその全貌を見せてくれません。まだ8時をちょっと過ぎたところです。二合目の登山口を出てから既に3時間が経過し、山の会の連中は既にかなりの高さまで登っていると思います。今はよく晴れた素晴らしい景色の中を登っていると想像できましたが、問題は山頂に到達する予定の午前10時前後。果たして山頂付近にかかる白い雲はその時にはれるのでしょうか…。
沼浦展望台を後にして、次に昨日、観光案内所の方から高山植物がまだ咲いているとご紹介を受けた利尻島最南端にある仙法志(せんほうし)御崎公園に行こうとしたのですが、ここでちょっとしたトラブル発生。利尻島には周回道路以外に主たる道路はないので、道に迷いようがない…と言われていたのですが、仙法志御崎公園に行くには途中で細い道に入らねばならず、その分岐点をうっかりして通り過ぎてしまったのでした。気付いた段階ですぐに引き返そうかとも思ったのですが、実は先ほどから運転中に軽く睡魔が襲ってきてしまって、これ以上運転を続けると危険だと判断して、取り敢えずベースキャンプのバンガローに戻り、ベッドに横になって少し睡眠を取ってから、再度出直すことにしました(その時点でバンガローまではクルマで20分ほどの距離でしたから)。さすがに今朝は午前3時半に起床したので、慣れないことゆえ、この時間になると眠気が襲ってきました。山の会の連中も同じなんでしょうけど、彼等は鍛え方が違うのかなぁ~。
バンガローで2時間ほど横になって睡眠を取り元気が回復したので、再び出掛けることにしました。
向かった先は姫沼。仮眠をとったので思わぬロスタイムが発生してしまい、昼食も摂らないといけないし、14時半には登山口まで下山してきた山の会の連中を迎えに行かないといけないので、ここは仙法志御崎公園まで行くのを諦め、鴛泊近辺の景勝地を幾つか訪れることにしました。
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姫沼はその1つで、鴛泊フェリーターミナルに程近いところにあります。秀峰利尻山を湖面に映す雄大な景観をもつ姫沼は、原生林に囲まれた周囲約1km程の小さな湖です。野鳥観察や釣りの他、高山植物が随所に見られる散策路が設けられています。原生林に囲まれ静かにたたずむ姫沼は利尻島内でも一二を争うほどの人気の観光スポットとのことのようです。沼を一周できる散策路のほか、ポン山という標高500メートルほどの山を経由して姫沼・甘露泉・北麓野営場間の探勝路「ポン山姫沼トレッキングコース」も整備されていて、野鳥の声や森の香りを楽しむことができます。早朝に訪れたオタトマリ沼とは少し趣が異なり、原生林に囲まれ静かにたたずむ湖沼って感じです。ついつい、ブルーコメッツの名曲『ブルーシャトー』が口をついて出てきます。♪森と泉に囲まれて~、静かに眠る~…♪、まさにこの歌詞がピッタリ当てはまる感じがする小さな湖沼です。静寂の中にキ、キ、キ、キ、キィ~…という野鳥の声だけが聞こえてきます。他には物音一つしません。
私と妻は姫沼を一周できる木々に囲まれた散策路を歩いたのですが、ここがなかなかよかったです。旬は過ぎたとは言え、まだ少し花が残っていて、花好きの妻はガイドブックを片手に、珍しい利尻島固有の花の名前等を調べていました。おそらく雪の重みや冬季の猛烈な風で倒れたのでしょう、散策路のあちこちで倒木があるのですが、それもまた自然の姿ということで、むしろその倒木を活かした形で散策路に組み込んでいます。これがなかなか素敵です。
途中、山の会で山頂を目指していた木村課長から「9時45分、全員無事に登頂しました」とのメールが入り、安心しました。10時に登頂の予定でしたから、ほぼ計画通りのようです。山頂付近は一面酷いガスが出ていて、周囲はまったく見えないとのこと。そうだろそうだろ(^.^)。相変わらず山頂付近だけにかかる真っ白く濃い雲を眺めながら、「あの雲の中ならなぁ…」と思っちゃいました。また、山頂付近では霰(アラレ)に降られたのだとか。HalexDream!によると雪(みぞれ)になっていたので、概ね予報は的中したようです。「引き続き気をつけて下山するように」とのメールを返しました。
姫沼を出て、鴛泊フェリーターミナルのところまで戻り、昼食を摂ることにしました。昼食は迷わずウニ丼(^^)d 3,000円するのですが、利尻島に来てこれを食べないわけにはいきません。ここでもウニはムラサキウニでしたが、そのムラサキウニが山盛りに満載された丼はまさに絶品! 大満足の至福の一時でした。
執筆者
株式会社ハレックス
前代表取締役社長
越智正昭
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