2016/02/08
宮古島沖に海底火山!?(@_@)
先週の2月3日(水)に次の報道記事が流れていました。
『宮古島沖に海底火山 複数火口や溶岩流の跡』
沖縄県の宮古島の沖合の海丘という海底が盛り上がった場所が、過去に噴火を繰り返していた海底火山であることが、海上保安庁の調査で明らかになりました。調査では、複数の火口や溶岩が流れ出した跡などが確認され、海上保安庁は、さらに詳しい分析を行うことにしています。
海底火山と確認されたのは、沖縄県の宮古島の北、およそ120km沖合の水深およそ2,100メートルから800メートルの海底にある「第3宮古海丘」です。海丘は、高さが1,300メートルほどの円すい形であること以外は、詳しい地形などは分かっておらず、海上保安庁は、去年7月と11月に、無人の潜水調査機器で海底の地形を詳しく調べました。
その結果、いちばん高い中央付近には、直径が250メートルほどの火口があり、周辺に過去に流れ出したとみられる溶岩の跡が確認されました。流れ出した範囲は、東西およそ2.4kmで、面積はおよそ1.46平方kmと、東京ドームのおよそ31倍ほどの広さだということです。溶岩の厚さは、30メートルほどで、表面には複雑なしわのような跡も確認され、専門家によりますと、少なくとも4回にわたり、別の時期に流れ出た可能性があるということです。
また、ほかにも最大で直径2km程度の別の火口とみられる大きなくぼ地も見つかり、過去に、比較的規模の大きな噴火が繰り返し起きていた可能性があるということです。一方、今回の調査では、火山活動が活発であることを示す熱水の噴出などは確認されなかったということです。
火山噴火予知連絡会の会長で、東京大学の藤井敏嗣名誉教授は、「溶岩の表面の様子などから、過去1万年以内に噴火が起きていた可能性もあり、調査が進んでいない南西諸島の海域での火山活動を知るための、基礎的な情報として期待される」としています。
海上保安庁では、今月中旬に溶岩や周辺の岩石を採取し、今後、いつごろ噴火したかなど、さらに詳しい分析を行うことにしています。
【琉球海溝沿いに火山や海底火山】
鹿児島県から沖縄県にかけての海域には、フィリピン海プレートが沈み込んでいる「琉球海溝」に沿うように、口永良部島や諏訪之瀬島など、複数の火山や海底火山などが確認されています。
気象庁によりますと、沖縄県では現在、2つの活火山が確認されていて、このうち西表島の北北東にある海底火山では、92年前の大正13年に大規模なマグマ水蒸気噴火が発生し、噴火で出た大量の軽石が海流で流され、日本各地の沿岸に漂着しました。また、硫黄鳥島では、江戸時代以降、昭和43年にかけて小規模な噴火が繰り返し発生し、現在は無人島となっています。
(NHKニュース&スポーツ 02/03 19:48)
鹿児島県から沖縄県にかけての海域と言えば、今から約7,300年前の縄文時代に大噴火を起こした喜界カルデラのことを思い起こします。喜界カルデラは九州の薩摩半島から約50km南の大隅海峡にあるカルデラ(火山の活動によってできた大きな凹地)です。薩南諸島北部にある薩摩硫黄島、竹島がカルデラ北縁に相当し、その薩摩硫黄島は現在もランクAの活火山に指定されています。この喜界カルデラが今から約7,300年前に大噴火を起こしました。
この喜界カルデラの噴火の爆発規模は、20世紀最大規模の大噴火と呼ばれる1991年6月に起きたフィリピンのルソン島のピナツボ火山の噴火の10~15倍(この大噴火では噴火前に1,745mあった標高は、噴火後に1,486mまで低くなっています)、同じく1991年6月3日に起きた雲仙普賢岳の大噴火のおよそ100倍と言われるほどの驚異的な大きさのもので、この喜界カルデラの噴火により地表に噴出されたマグマの量は1兆3,000億トンにものぼるとされていて、過去1万年間の日本火山史の中では最大の火山噴火であったと言われています。最近の調査によると、上空3万メートルの成層圏にまで達した大量の火山灰は、遠く東北地方にまで飛散したほどで、南九州一帯は、60cm以上の厚さの火山灰で一面が埋め尽くされたと言われています。加えて、この喜界カルデラの大噴火により噴出された火山灰が広く空を覆ったため、一時期日本列島全体が寒冷期を迎え、縄文時代は早期(約11,000年前~)から前期(約7,200年前~)に移ることになります。
なので、なるほどなるほどって思える記事です。調査すればまだまだ他にも海底火山は見つかりそうですね。
宇宙に関しては有人宇宙飛行や、月面着陸、国際宇宙ステーション、小惑星の探査等々、いろいろと科学的な調査が進んでいますし、深海や海底に関しても同様にこのように調査が進んできつつあります。「未知の世界」と呼ばれることもありますが、宇宙も深海もまだまだ謎の多い領域で、新たな発見があるたびに、自然科学の様々な謎が解けていく興奮を覚えます。関係している技術者や科学者の皆さんには、頑張ってほしいと願っています。
【追記】
5日(金)には次のような報道も流れました。
『桜島噴火 噴火警戒レベルを3に引き上げ』
気象庁によりますと、5日午後6時56分頃、鹿児島県の桜島の昭和火口で爆発的な噴火が発生し、噴煙が火口から2,200メートルの高さまで達したほか、噴石が火口から1キロ余り離れた3合目付近まで飛んだことが確認されました。
このため、気象庁は午後7時13分に桜島に改めて火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを2からレベル3の入山規制に引き上げました。そのうえで、昭和火口および南岳山頂火口からおよそ2キロの範囲では噴火に伴う大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけています。
桜島の昭和火口では、去年1月から9月までに爆発的噴火が700回以上発生し、このうち、今回のように噴煙が火口から2,000メートル以上の高さに達した噴火も170回余り確認され、大きな噴石が3合目まで飛んだ噴火も12回発生しています。
ただ、去年9月中旬以降、爆発的噴火は確認されず、去年11月に噴火警戒レベルがレベル3からレベル2に引き下げられ、警戒範囲は火口から1キロに縮小されていました。このため、去年と同じ規模の今回の噴火に伴って噴火速報が発表され、噴火警戒レベルがレベル3に引き上げられました。
一方、地元の鹿児島市は、去年11月に噴火警戒レベルがレベル3からレベル2に引き下げれらたあとも、それまでの火口から2キロ以内での立ち入り禁止措置を続けていました。
(NHKニュース&スポーツ 02/05 19:52)
ニュース速報が流れたので、急いでテレビのスイッチをいれてニュース画面を観たのですが、映像からみる限り、昨年まで繰り返し発生していたのと同じ程度の噴火ということのようなので、安心しました。
報道にもあるように、桜島では去年9月中旬以降、爆発的噴火は確認されておらず、去年11月に噴火警戒レベルがレベル3からレベル2に引き下げられ、警戒範囲は火口から1キロに縮小されていましたのですね。そういう中での久々の噴火だったので、これまでたびたび発生していた規模の噴火でも噴火速報が発表されることになっていたのですね。それでニュース速報が流れ、噴火警戒レベルが再びレベル3に戻されたということのようです。
それにしても、噴火が午後7時頃だったので、鹿児島でも日没後で暗くなっていたため、大変に不謹慎な言い方になりますが、噴火の様子を映したテレビのニュース画面が美しかったですね。吹き上げられる真っ赤なマグマに、噴煙の中で何本も光る稲光。特にスローモーション画面だと、桜島でとんでもない大噴火が起きたかと錯覚するような映像でした。このため、報道も無用な混乱を避けるような内容が目立っていました。
翌6日(土)には台湾南部の高雄市を震源とするマグニチュード6.4の地震があり、台南市の郊外にある16階建てのマンションが倒壊するなど、建物が倒壊したり傾いたりする被害が相次いでいるようです。
『台湾南部で地震 34人死亡 救助活動続く』
6日午前3時57分頃(日本時間の午前4時57分頃)、台湾南部の高雄市を震源とするマグニチュード6.4の地震があり、台湾の広い範囲で揺れを観測しました。震源からおよそ40キロ離れた台南市では、郊外にある16階建てのマンションが倒壊するなど、建物が倒壊したり傾いたりする被害が相次ぎました。
地元当局によりますと、これまでに合わせて34人の死亡が確認され、このうち32人が台南市郊外で倒壊した16階建てのマンションで亡くなっています。倒壊したマンションには依然としておよそ120人が取り残されているおそれがあることから、7日夜から8日朝にかけても、軍や消防などが1,200人以上の態勢で夜を徹した救助活動を行っています。
(NHKニュース&スポーツ 02/08 05:19等)
16階建てのマンションが倒壊ですか…。テレビのニュース画面でも痛ましい惨事の光景が映っていました。台湾の高雄市や台南市には過去に行ったことがあるので、少しはイメージが湧きます。市内中心部は古い街並みが大変に魅力的な街です。
倒壊したマンションには依然としておよそ120人が取り残されているおそれがあるということなので、気掛かりです。救援活動が早く進むことを祈るしかありません。
また、その翌日の7日(日)には次のような報道も流れました。
『霧島連山 硫黄山周辺で火山性微動 注意呼びかけ』
気象庁によりますと、宮崎県と鹿児島県にまたがる霧島連山のえびの高原にある硫黄山の周辺で、7日午後7時6分頃から、およそ5分間にわたって地下の熱水や火山ガスの動きを示すと考えられる振幅の小さな火山性微動が観測されました。硫黄山で火山性微動が観測されたのは先月2日以来です。また、微動に伴って、硫黄山の北西方向が僅かに隆起するような地盤の変動が観測されたほか、その後、火山性地震が増加し、7日午後9時までに8回発生しています。
硫黄山では去年12月から弱い噴気が出ていることが確認されていますが、監視カメラによる観測では、今回の火山性微動の前後で特段の変化は見られないということです。気象庁は8日、現地に職員を派遣して、詳しい状況を調べることにしています。
硫黄山では、去年5月に火口周辺警報が解除されましたが、去年7月以降、たびたび火山性微動が観測されています。気象庁は、硫黄山の周辺では火山活動がやや高まっているとして、噴気や火山ガスなどの突発的な噴出に注意するよう呼びかけています。
(NHKニュース&スポーツ 02/07 22:20)
無用な混乱を起こすつもりは毛頭ありませんが、このところ連日のようにフィリピン海プレートとユーラシアプレートの境界面で地殻の不穏な動きが出ているようで、要注意です。
『宮古島沖に海底火山 複数火口や溶岩流の跡』
沖縄県の宮古島の沖合の海丘という海底が盛り上がった場所が、過去に噴火を繰り返していた海底火山であることが、海上保安庁の調査で明らかになりました。調査では、複数の火口や溶岩が流れ出した跡などが確認され、海上保安庁は、さらに詳しい分析を行うことにしています。
海底火山と確認されたのは、沖縄県の宮古島の北、およそ120km沖合の水深およそ2,100メートルから800メートルの海底にある「第3宮古海丘」です。海丘は、高さが1,300メートルほどの円すい形であること以外は、詳しい地形などは分かっておらず、海上保安庁は、去年7月と11月に、無人の潜水調査機器で海底の地形を詳しく調べました。
その結果、いちばん高い中央付近には、直径が250メートルほどの火口があり、周辺に過去に流れ出したとみられる溶岩の跡が確認されました。流れ出した範囲は、東西およそ2.4kmで、面積はおよそ1.46平方kmと、東京ドームのおよそ31倍ほどの広さだということです。溶岩の厚さは、30メートルほどで、表面には複雑なしわのような跡も確認され、専門家によりますと、少なくとも4回にわたり、別の時期に流れ出た可能性があるということです。
また、ほかにも最大で直径2km程度の別の火口とみられる大きなくぼ地も見つかり、過去に、比較的規模の大きな噴火が繰り返し起きていた可能性があるということです。一方、今回の調査では、火山活動が活発であることを示す熱水の噴出などは確認されなかったということです。
火山噴火予知連絡会の会長で、東京大学の藤井敏嗣名誉教授は、「溶岩の表面の様子などから、過去1万年以内に噴火が起きていた可能性もあり、調査が進んでいない南西諸島の海域での火山活動を知るための、基礎的な情報として期待される」としています。
海上保安庁では、今月中旬に溶岩や周辺の岩石を採取し、今後、いつごろ噴火したかなど、さらに詳しい分析を行うことにしています。
【琉球海溝沿いに火山や海底火山】
鹿児島県から沖縄県にかけての海域には、フィリピン海プレートが沈み込んでいる「琉球海溝」に沿うように、口永良部島や諏訪之瀬島など、複数の火山や海底火山などが確認されています。
気象庁によりますと、沖縄県では現在、2つの活火山が確認されていて、このうち西表島の北北東にある海底火山では、92年前の大正13年に大規模なマグマ水蒸気噴火が発生し、噴火で出た大量の軽石が海流で流され、日本各地の沿岸に漂着しました。また、硫黄鳥島では、江戸時代以降、昭和43年にかけて小規模な噴火が繰り返し発生し、現在は無人島となっています。
(NHKニュース&スポーツ 02/03 19:48)
鹿児島県から沖縄県にかけての海域と言えば、今から約7,300年前の縄文時代に大噴火を起こした喜界カルデラのことを思い起こします。喜界カルデラは九州の薩摩半島から約50km南の大隅海峡にあるカルデラ(火山の活動によってできた大きな凹地)です。薩南諸島北部にある薩摩硫黄島、竹島がカルデラ北縁に相当し、その薩摩硫黄島は現在もランクAの活火山に指定されています。この喜界カルデラが今から約7,300年前に大噴火を起こしました。
この喜界カルデラの噴火の爆発規模は、20世紀最大規模の大噴火と呼ばれる1991年6月に起きたフィリピンのルソン島のピナツボ火山の噴火の10~15倍(この大噴火では噴火前に1,745mあった標高は、噴火後に1,486mまで低くなっています)、同じく1991年6月3日に起きた雲仙普賢岳の大噴火のおよそ100倍と言われるほどの驚異的な大きさのもので、この喜界カルデラの噴火により地表に噴出されたマグマの量は1兆3,000億トンにものぼるとされていて、過去1万年間の日本火山史の中では最大の火山噴火であったと言われています。最近の調査によると、上空3万メートルの成層圏にまで達した大量の火山灰は、遠く東北地方にまで飛散したほどで、南九州一帯は、60cm以上の厚さの火山灰で一面が埋め尽くされたと言われています。加えて、この喜界カルデラの大噴火により噴出された火山灰が広く空を覆ったため、一時期日本列島全体が寒冷期を迎え、縄文時代は早期(約11,000年前~)から前期(約7,200年前~)に移ることになります。
なので、なるほどなるほどって思える記事です。調査すればまだまだ他にも海底火山は見つかりそうですね。
宇宙に関しては有人宇宙飛行や、月面着陸、国際宇宙ステーション、小惑星の探査等々、いろいろと科学的な調査が進んでいますし、深海や海底に関しても同様にこのように調査が進んできつつあります。「未知の世界」と呼ばれることもありますが、宇宙も深海もまだまだ謎の多い領域で、新たな発見があるたびに、自然科学の様々な謎が解けていく興奮を覚えます。関係している技術者や科学者の皆さんには、頑張ってほしいと願っています。
【追記】
5日(金)には次のような報道も流れました。
『桜島噴火 噴火警戒レベルを3に引き上げ』
気象庁によりますと、5日午後6時56分頃、鹿児島県の桜島の昭和火口で爆発的な噴火が発生し、噴煙が火口から2,200メートルの高さまで達したほか、噴石が火口から1キロ余り離れた3合目付近まで飛んだことが確認されました。
このため、気象庁は午後7時13分に桜島に改めて火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを2からレベル3の入山規制に引き上げました。そのうえで、昭和火口および南岳山頂火口からおよそ2キロの範囲では噴火に伴う大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけています。
桜島の昭和火口では、去年1月から9月までに爆発的噴火が700回以上発生し、このうち、今回のように噴煙が火口から2,000メートル以上の高さに達した噴火も170回余り確認され、大きな噴石が3合目まで飛んだ噴火も12回発生しています。
ただ、去年9月中旬以降、爆発的噴火は確認されず、去年11月に噴火警戒レベルがレベル3からレベル2に引き下げられ、警戒範囲は火口から1キロに縮小されていました。このため、去年と同じ規模の今回の噴火に伴って噴火速報が発表され、噴火警戒レベルがレベル3に引き上げられました。
一方、地元の鹿児島市は、去年11月に噴火警戒レベルがレベル3からレベル2に引き下げれらたあとも、それまでの火口から2キロ以内での立ち入り禁止措置を続けていました。
(NHKニュース&スポーツ 02/05 19:52)
ニュース速報が流れたので、急いでテレビのスイッチをいれてニュース画面を観たのですが、映像からみる限り、昨年まで繰り返し発生していたのと同じ程度の噴火ということのようなので、安心しました。
報道にもあるように、桜島では去年9月中旬以降、爆発的噴火は確認されておらず、去年11月に噴火警戒レベルがレベル3からレベル2に引き下げられ、警戒範囲は火口から1キロに縮小されていましたのですね。そういう中での久々の噴火だったので、これまでたびたび発生していた規模の噴火でも噴火速報が発表されることになっていたのですね。それでニュース速報が流れ、噴火警戒レベルが再びレベル3に戻されたということのようです。
それにしても、噴火が午後7時頃だったので、鹿児島でも日没後で暗くなっていたため、大変に不謹慎な言い方になりますが、噴火の様子を映したテレビのニュース画面が美しかったですね。吹き上げられる真っ赤なマグマに、噴煙の中で何本も光る稲光。特にスローモーション画面だと、桜島でとんでもない大噴火が起きたかと錯覚するような映像でした。このため、報道も無用な混乱を避けるような内容が目立っていました。
翌6日(土)には台湾南部の高雄市を震源とするマグニチュード6.4の地震があり、台南市の郊外にある16階建てのマンションが倒壊するなど、建物が倒壊したり傾いたりする被害が相次いでいるようです。
『台湾南部で地震 34人死亡 救助活動続く』
6日午前3時57分頃(日本時間の午前4時57分頃)、台湾南部の高雄市を震源とするマグニチュード6.4の地震があり、台湾の広い範囲で揺れを観測しました。震源からおよそ40キロ離れた台南市では、郊外にある16階建てのマンションが倒壊するなど、建物が倒壊したり傾いたりする被害が相次ぎました。
地元当局によりますと、これまでに合わせて34人の死亡が確認され、このうち32人が台南市郊外で倒壊した16階建てのマンションで亡くなっています。倒壊したマンションには依然としておよそ120人が取り残されているおそれがあることから、7日夜から8日朝にかけても、軍や消防などが1,200人以上の態勢で夜を徹した救助活動を行っています。
(NHKニュース&スポーツ 02/08 05:19等)
16階建てのマンションが倒壊ですか…。テレビのニュース画面でも痛ましい惨事の光景が映っていました。台湾の高雄市や台南市には過去に行ったことがあるので、少しはイメージが湧きます。市内中心部は古い街並みが大変に魅力的な街です。
倒壊したマンションには依然としておよそ120人が取り残されているおそれがあるということなので、気掛かりです。救援活動が早く進むことを祈るしかありません。
また、その翌日の7日(日)には次のような報道も流れました。
『霧島連山 硫黄山周辺で火山性微動 注意呼びかけ』
気象庁によりますと、宮崎県と鹿児島県にまたがる霧島連山のえびの高原にある硫黄山の周辺で、7日午後7時6分頃から、およそ5分間にわたって地下の熱水や火山ガスの動きを示すと考えられる振幅の小さな火山性微動が観測されました。硫黄山で火山性微動が観測されたのは先月2日以来です。また、微動に伴って、硫黄山の北西方向が僅かに隆起するような地盤の変動が観測されたほか、その後、火山性地震が増加し、7日午後9時までに8回発生しています。
硫黄山では去年12月から弱い噴気が出ていることが確認されていますが、監視カメラによる観測では、今回の火山性微動の前後で特段の変化は見られないということです。気象庁は8日、現地に職員を派遣して、詳しい状況を調べることにしています。
硫黄山では、去年5月に火口周辺警報が解除されましたが、去年7月以降、たびたび火山性微動が観測されています。気象庁は、硫黄山の周辺では火山活動がやや高まっているとして、噴気や火山ガスなどの突発的な噴出に注意するよう呼びかけています。
(NHKニュース&スポーツ 02/07 22:20)
無用な混乱を起こすつもりは毛頭ありませんが、このところ連日のようにフィリピン海プレートとユーラシアプレートの境界面で地殻の不穏な動きが出ているようで、要注意です。
執筆者
株式会社ハレックス
前代表取締役社長
越智正昭
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