2016/02/10
読み書き、ソロバン、ボケ、ツッコミ
会社の資産は“ヒト”“モノ”“カネ”とよく言われますが、言うまでもないことですが、会社にとって一番の資産はその一番最初の“ヒト”、すなわち“人財”です(“人材”にあらず)。こんな厳しい経済情勢の中でも業績を伸ばしているような素晴らしい会社は、実は“人財”が揃っています。それも、様々な才能を持った多様な“人財”が…。逆に言うと、そうした“人財”育成に長けた会社だけが今この時期でも元気だ…と言うこともできます。
弊社ハレックスにとっても、将来を支えていって貰いたい“人財”の育成は、経営における最重要課題の1つだと私も強く認識しております。私はこのハレックス社オフィシャルブログの『おちゃめ日記』を執筆する以前から、社内のイントラネット上に社長ブログを連載していて、仕事に取り組む姿勢だとか、心構え、考え方…などの基本、また、日々の仕事を通して思い付いたこと、気付いたこと、気になることなどをその都度書いてきたのですが、これもその考えに基づくものです。
“人財”育成にあたっては、まず“理想的な人財像”、“あるべき人財像”を頭に描いて指導・育成をしていく必要があります。この軸は絶対にブレてはいけません。指導・育成に一貫性がなくなり、社員に混乱を与えるだけのことですから。
で、私がイメージしているこれから当社ハレックスを支えていって貰いたい人財に求められる資質を分かりやすい一言の言葉で表現してみると……
ちゃんと『読み書き、ソロバン、ボケ、ツッコミ』ができる人財
ってことになります。
まず、“読み書き” φ(..)
これって、難しい言葉で言ってみれば“情報リテラシー”のことです。ビジネスの様々なシーンにおいては、目の前を飛び交う膨大な量のさまざまな形の情報の中から真に有益な情報だけを選び出し、またその情報をさらに読み解く能力と言うものが求められます。例えば、お客様の直面する課題の背景にあるもの、そして課題そのものの本質、競合相手の動向などなどです。それが“読み”の部分です。
“書き”の代表は提案書。ただ提案内容を書き綴るだけでなく、それがバッチリお客様の“心に刺さる”ような魅力的なものに仕上げるほどの表現力も大事です。よく“キャッチコピー”と言われますが、物事の本質を掴んで、それをズバリ短い言葉で言い表し、お客様の心を射貫くくらいの“書き”の高等テクニックに至ればしめたものです。
次に“ソロバン” f(^_^;
これは計算能力と言うこと。でも、もちろん、ソロバン○段や△級といった資格は不要です。微分や積分、三角関数といった難しい計算能力も不要です。金目の計算が出来ればそれで十分です。まずはこのお客様のこの案件でどのくらい儲かりそうかという計算。次にどこでどのくらい儲けるかという計算などなどです。
それと数字に強いこと。自社の決算書やターゲット企業の決算書、業界動向や各種統計資料くらいは自分なりに読み解けないといけません。
そうそう、微分積分や三角関数は不要と言いましたが、連立方程式は解けないといけません。それも相当に高度な連立方程式をね。世の中、複雑になってきたせいか、最近の案件はいろいろなステークホルダーが絡んでくるケースが多いので、その連立方程式を解くのは容易ではありません。ですが、それを解かないとなかなかビジネスに繋がらないのも現実です。このセンスは重要ですね。
あっ、それと帰納法と演繹法。実際の営業シーンにおいては、読み解いた情報の中からお客様の抱える様々な課題に関して“仮説”を立てて臨むことが需要になりますが、その“仮説”を立てるにあたって、この帰納法と演繹法の考え方は重要です。
最後の“ボケ、ツッコミ” (゜o゜)\(-_-)
これは、最近巷でよく使われる“場の空気を読む”という能力と考えていただいてよろしいでしょう。常に市場に高くアンテナを張り、その変化に敏感でないといけません。じゃあないと“ボケ”は務まりません。その場の空気が読めない“ボケ”じゃあ、いくらやっても笑いは取れません。しかも“ボケ”をかますには本気になり身体を張ってその場に臨まないと絶対にダメです。まぁ~天然の“ボケ”をかませる恵まれた資質の持ち主もたまにはいらっしゃいますが、それって稀なことで、多くは計算づくでの“ボケ”です。ならば、真剣味と身体を張れること、この二つが、まずは大事です。
それと“ツッコミ”。これも空気を読んで適切な対応をしないと笑いは取れません。それと“ツッコミ”で重要なのは反射神経。“ツッコミ”の勝負は一瞬です。そのタイミングを逃すと、まるでダメです。笑いは取れません。
そういうのって、お笑いの世界だけでなく、我々のビジネスシーンにおけるお客様の気持ちだってそうです。いかにしてお客様の心を“掴む”か、ビジネスの真髄ってそのあたりにあるように思います。
それと、“笑い”のセンス。場を和ませたり、雰囲気を高ぶらせたり、盛り上げたりするセンス。これは組織で仕事をする上で、絶対必要なセンスです。基本的なセンスと言ってもいいでしょう。いつも『明るく、素直で、元気なこと』、これを心掛けないといけません。特に営業の皆さんならなおのことです。
営業の皆さんは会社の“代紋”を背中に背負ってお客様の前に出るのです (“代紋”とは、任侠の世界に住むヤクザ屋さんが背中に彫ってる“倶利伽羅紋々”みたいなものです・笑)。お客様は最前線で“身体を張る”営業の皆さんの顔を通して、当社のことを見るのです。暗い顔をしていると、お客様に「こんな暗~い雰囲気の社員のいる会社に自社の大事な仕事を頼んで、本当に大丈夫なのか…」と、不安感を与えるだけのことです。笑顔は大事な武器です。“社員がイキイキと元気に仕事をしている”雰囲気を最前線の営業の皆さんがお客様にお伝えすること、それが最大の“商品”で、最強の“武器”になります。
『読み書き、ソロバン、ボケ、ツッコミ』
これらに関する皆さんの現在の能力はいかがなものでしょうか?
理想とのギャップを知ること。これが成長の第一歩です(^^)d
この資質、もちろん誰か一人ですべての資質をパーフェクトに持ち合わせているのが理想像ですが、世の中なかなかそううまくはいきません。ですが、一人でなくともお互いが足りないところを補いあって、組織として、そして会社として備わっていれば、それはそれでオッケー! d=(^o^)=b だと私は思っています。
弊社ハレックスにとっても、将来を支えていって貰いたい“人財”の育成は、経営における最重要課題の1つだと私も強く認識しております。私はこのハレックス社オフィシャルブログの『おちゃめ日記』を執筆する以前から、社内のイントラネット上に社長ブログを連載していて、仕事に取り組む姿勢だとか、心構え、考え方…などの基本、また、日々の仕事を通して思い付いたこと、気付いたこと、気になることなどをその都度書いてきたのですが、これもその考えに基づくものです。
“人財”育成にあたっては、まず“理想的な人財像”、“あるべき人財像”を頭に描いて指導・育成をしていく必要があります。この軸は絶対にブレてはいけません。指導・育成に一貫性がなくなり、社員に混乱を与えるだけのことですから。
で、私がイメージしているこれから当社ハレックスを支えていって貰いたい人財に求められる資質を分かりやすい一言の言葉で表現してみると……
ちゃんと『読み書き、ソロバン、ボケ、ツッコミ』ができる人財
ってことになります。
まず、“読み書き” φ(..)
これって、難しい言葉で言ってみれば“情報リテラシー”のことです。ビジネスの様々なシーンにおいては、目の前を飛び交う膨大な量のさまざまな形の情報の中から真に有益な情報だけを選び出し、またその情報をさらに読み解く能力と言うものが求められます。例えば、お客様の直面する課題の背景にあるもの、そして課題そのものの本質、競合相手の動向などなどです。それが“読み”の部分です。
“書き”の代表は提案書。ただ提案内容を書き綴るだけでなく、それがバッチリお客様の“心に刺さる”ような魅力的なものに仕上げるほどの表現力も大事です。よく“キャッチコピー”と言われますが、物事の本質を掴んで、それをズバリ短い言葉で言い表し、お客様の心を射貫くくらいの“書き”の高等テクニックに至ればしめたものです。
次に“ソロバン” f(^_^;
これは計算能力と言うこと。でも、もちろん、ソロバン○段や△級といった資格は不要です。微分や積分、三角関数といった難しい計算能力も不要です。金目の計算が出来ればそれで十分です。まずはこのお客様のこの案件でどのくらい儲かりそうかという計算。次にどこでどのくらい儲けるかという計算などなどです。
それと数字に強いこと。自社の決算書やターゲット企業の決算書、業界動向や各種統計資料くらいは自分なりに読み解けないといけません。
そうそう、微分積分や三角関数は不要と言いましたが、連立方程式は解けないといけません。それも相当に高度な連立方程式をね。世の中、複雑になってきたせいか、最近の案件はいろいろなステークホルダーが絡んでくるケースが多いので、その連立方程式を解くのは容易ではありません。ですが、それを解かないとなかなかビジネスに繋がらないのも現実です。このセンスは重要ですね。
あっ、それと帰納法と演繹法。実際の営業シーンにおいては、読み解いた情報の中からお客様の抱える様々な課題に関して“仮説”を立てて臨むことが需要になりますが、その“仮説”を立てるにあたって、この帰納法と演繹法の考え方は重要です。
最後の“ボケ、ツッコミ” (゜o゜)\(-_-)
これは、最近巷でよく使われる“場の空気を読む”という能力と考えていただいてよろしいでしょう。常に市場に高くアンテナを張り、その変化に敏感でないといけません。じゃあないと“ボケ”は務まりません。その場の空気が読めない“ボケ”じゃあ、いくらやっても笑いは取れません。しかも“ボケ”をかますには本気になり身体を張ってその場に臨まないと絶対にダメです。まぁ~天然の“ボケ”をかませる恵まれた資質の持ち主もたまにはいらっしゃいますが、それって稀なことで、多くは計算づくでの“ボケ”です。ならば、真剣味と身体を張れること、この二つが、まずは大事です。
それと“ツッコミ”。これも空気を読んで適切な対応をしないと笑いは取れません。それと“ツッコミ”で重要なのは反射神経。“ツッコミ”の勝負は一瞬です。そのタイミングを逃すと、まるでダメです。笑いは取れません。
そういうのって、お笑いの世界だけでなく、我々のビジネスシーンにおけるお客様の気持ちだってそうです。いかにしてお客様の心を“掴む”か、ビジネスの真髄ってそのあたりにあるように思います。
それと、“笑い”のセンス。場を和ませたり、雰囲気を高ぶらせたり、盛り上げたりするセンス。これは組織で仕事をする上で、絶対必要なセンスです。基本的なセンスと言ってもいいでしょう。いつも『明るく、素直で、元気なこと』、これを心掛けないといけません。特に営業の皆さんならなおのことです。
営業の皆さんは会社の“代紋”を背中に背負ってお客様の前に出るのです (“代紋”とは、任侠の世界に住むヤクザ屋さんが背中に彫ってる“倶利伽羅紋々”みたいなものです・笑)。お客様は最前線で“身体を張る”営業の皆さんの顔を通して、当社のことを見るのです。暗い顔をしていると、お客様に「こんな暗~い雰囲気の社員のいる会社に自社の大事な仕事を頼んで、本当に大丈夫なのか…」と、不安感を与えるだけのことです。笑顔は大事な武器です。“社員がイキイキと元気に仕事をしている”雰囲気を最前線の営業の皆さんがお客様にお伝えすること、それが最大の“商品”で、最強の“武器”になります。
『読み書き、ソロバン、ボケ、ツッコミ』
これらに関する皆さんの現在の能力はいかがなものでしょうか?
理想とのギャップを知ること。これが成長の第一歩です(^^)d
この資質、もちろん誰か一人ですべての資質をパーフェクトに持ち合わせているのが理想像ですが、世の中なかなかそううまくはいきません。ですが、一人でなくともお互いが足りないところを補いあって、組織として、そして会社として備わっていれば、それはそれでオッケー! d=(^o^)=b だと私は思っています。
執筆者
株式会社ハレックス
前代表取締役社長
越智正昭
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