2016/03/07
ジイジのディズニーランド
先日、私の還暦祝いも込めて、家族一同で東京ディズニーランドに行ってきました。子供達が小さかった頃は時々連れていった東京ディズニーランドですが、子供達が大きくなってからはとんと足が遠退き(子供達は大好きで、よく訪れているみたいですが…)、訪れたのは10数年ぶりのことです。で、今回は孫娘を連れての“ジイジとしては初”の東京ディズニーランドでした。孫を連れて行く東京ディズニーランドって、格別なものがありますね。ついつい財布の紐が緩んでしまうという大きな欠点はありますが…(^_^;)
10数年ぶりに訪れた東京ディズニーランドは、「スティッチ・エンカウンター」や「モンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク!”」、「バズ・ライトイヤーのアストロブラスター」といった新しいアトラクションがオープンしていたり、「ジャングルクルーズ」をはじめとした既存の様々なアトラクションも最新技術を用いてリニューアルされていたり、夢いっぱいのナイトパレード「エレクトリカルパレード」がフルカラーLEDの活用によりさらに魅力的にグレードアップされていたり、プロジェクションマッピング技術を駆使してシンデレラ城を舞台に繰り広げられるナイトエンターテイメント「ワンス・アポン・ア・タイム」が始まっていたり…と、大きく様変わりしていました(この間、東京ディズニーシーのほうには子供達に誘われて2度ほど訪れたことがあります)。1983年の開業以来30年以上が経過しても来場者を飽きさせないような様々な取り組み(投資)が繰り返し行われています。素晴らしいことです。
今回訪れたその日は、2歳半という小さな孫娘もいることから混雑を避けて平日だったのですが、それでも人気のアトラクションは1時間以上の待ち時間で長い行列ができていました。私達夫婦はともに絶叫系(ジェットコースター系)のアトラクションは苦手ですし、2歳半の孫娘を連れていることから、今回はそういう若い人に人気のアトラクションは避けて、小さな幼児でも楽しめるアトラクションやショーやパレードを中心に楽しませていただきました(それでも中には20分や30分待ちの行列ができているアトラクションもありましたが…)。まぁ~、孫娘にとっては園内に出没するディズニーキャラクターの被り物と戯れるだけで喜んでいましたが…。ふだんは絶叫系のアトラクションが大好きな娘も「たまにはこういうのもいいね」って喜んでいました。
最近は中国や台湾、韓国から日本を訪れる観光客が飛躍的に増大していることが話題になっていますが、この日の東京ディズニーランドもそうした外国人観光客が大勢押し寄せていました。
朝早く起こされたのが影響したのか、はたまた大勢の人混みに圧倒されたのか、実は午前中の孫娘のテンションはいささか低め。ディズニーのキャラクターは大好きな筈なので、入園直後からハイテンションで大喜びをするのかな…と期待していただけに、完全に肩透かしを食ってしまって、入園当初はおいおいおい…って感じでした。しかし、昼食を摂って1時間ほどのお昼寝をしてからは一転して孫娘のエンジンは全開。ハイテンションスイッチがONに入って、ワァ~キャ~アと歓声をあげながらディズニーキャラクターの被り物を見つけては園内を走り回っていました。こうこなくっちゃあ(^.^) こりゃあ午前中はよっぽど眠かったってことなのでしょうね(笑)
嬉しそうに無邪気な歓声をあげながら走り回る孫娘を眺めているだけで、心の底から幸せな気分になってきました。とにかく、孫は無責任に可愛い!!(^.^) こりゃあ、これから何度となく孫を連れて東京ディズニーリゾートを訪れないといけませんわね(^-^)v 小さな幼児の扱い方も少し分かってきましたし、ジイジにはジイジとしての楽しみ方というものがあるってことも、今回、よぉ~く分かりましたから(笑)
そうそう、今回初めて体験して、私が大いに気に入ってしまったアトラクションがあります。それが「ディズニー・ドローイングクラス」。これが創作意欲を掻き立てられて、実に面白いんです!
東京ディズニーランドの正面エントランスの近くのワールドバザールにあるディズニーに関する品物の展示施設である「ディズニーギャラリー」には、ディズニーのアニメーションの原画等の展示の他に、ディズニーキャラクターの描き方を学べるアトラクションがあり、それが「ディズニー・ドローイングクラス」です。今回、私もその「ディズニー・ドローイングクラス」に初挑戦してきました。このアトラクションでは、開催期間や開催時間によって描けるキャラクターが違っていて、今回、私が描いたのは『アナと雪の女王』に登場する雪だるまのキャラクター「オラフ」。孫娘も大好きなキャラクターなので、願ってもない…って感じです。
女性のインストラクターの指導のもとに描いたとはいえ、還暦を過ぎた60歳の素人のオッサンが僅か20分ちょっとの短い時間で描いたにしては、なかなかの出来栄えでしょ(^-^)v
孫娘がお昼寝をしている間に、中学校の保健室の先生をしている娘に誘われて、「お父さんが絶対に気に入りそうなアトラクションだから…」と、この「ディズニー・ドローイングクラス」に、わけもわからず連れていかれたのです。はじめは、不遜にも「この年齢になって、お子ちゃま向けのディズニーキャラクターのお絵描き教室かよ…」と思いながら始めたのですが、このアトラクション、なかなかどうして本格的なもので、すぐに私の中の創作意欲のスイッチがONに入ってしまって、夢中になって(真剣になって)描いてしまいました。
単純な模写にならないためのディズニーならではの配慮だとは思うのですが、完成後の見本は最初にほんのちょこっと前方のスクリーンで見せてくれただけで、すぐに消されてしまいます。参加者は、女性のインストラクターが「このあたりにこのくらいの丸を描いて…」とか、「中央よりちょっと下のあたりにこんな感じで線を描いて…」と、スクリーンに映しながらどんどん描き進めていくのを追い掛けるようにして描いていくのですが、素人がそんなに思った通りにスラスラ…と丸や線が描けるわけもなく、説明を聞きながらスクリーンの絵を見て必死に鉛筆を進めていかないといけません。通常の絵画のデッサンのように、はじめに薄くおおよその輪郭や基準となる線等を描いて、あとから本線を決めて濃くなぞっていくのですが、消しゴムが使えないので、ある程度の思い切りの良さが必要となります。見本がなくて描く「オラフ」のなんと難しいことか…。しかも、インストラクターは無理難題を実に優しい口調で、さも簡単なことのように言ってきますので、初心者は注意が必要です(笑)
前述のように、始める前は本気度が低く、事前にこれから描くキャラクターを研究して(完成形を頭の中で十分にイメージできて)いなかったことと、消ゴムを使っての修正ができないこと、約20分で描くので次から次にサッサかサッサか描いていかないといけないことのために、あとで見返してみると修正したい点は幾つかあるのですが、完成した絵を見ると、まぁ~自分でもそれなりに満足できる絵に仕上がったのではないか…と思っています。少なくとも、誰から見ても『アナと雪の女王』に登場する雪だるまのキャラクター「オラフ」に見えるでしょ(^^)d
実は私、40年ほど前までは(高校時代くらいまでは)よくノートの端っこに漫画の摸写をしていました。主に得意として描いていたのは「トムとジェリー」や「チャーリー・ブラウン」。ミッキーマウスやドナルドダックといったディズニーのキャラクターを描いたこともあります。どちらかと言うと、可愛らしい系のアメリカの漫画やアニメのキャラクターが多かったです(男性向けの漫画雑誌に掲載されているような劇画タッチの絵は、どうにも苦手でした)。創作意欲のスイッチが入った途端にその当時の感覚が甦り、インストラクターの指導を必死になって追い掛けただけではありますが、一気に描けちゃいました。
私の隣で描いた娘の「オラフ」もなかなかの出来栄えではありましたが、贔屓目もありますが、私の描いた「オラフ」のほうが大胆な太めの線で描いているからか、今にもアニメーションになって動き出しそうな躍動感も感じられて、出来は“上”のような感じがしました。娘からも「お父さんが描いた絵って初めて見たけど、なかなか上手いじゃん! 驚いた(*_*)」って嬉しいコメントをいただきました。「チラッと横を見たけど、メチャメチャ真剣な目をして描いていたから、途中で声もかけられなかった。気に入って貰えたようで、よかった。私の見立て通り!」とも(笑) 一応、私の還暦祝いも兼ねての今回の東京ディズニーランドでしたからね。気を遣ってくれたのでしょう(^_^;)
アトラクションでは、学校の教室のような部屋で、50人ほどの人が、女性インストラクターの指導のもと、同時に同じ絵を描くのですが、私がちょこっと周囲の皆さん方の作品を眺めてみた限りにおいては、私が一番上手かったのではないでしょうか(^^)d (もちろんインストラクターが描いた作品には到底かないませんが…)
還暦を過ぎてから、趣味で日本画や油絵、絵手紙等を始められる方も多いとお聞きしていますが、漫画、それもディズニーをはじめとした可愛らしい系のアニメキャラクターの摸写を始める…ってのも、いいかも。なにより、孫が歓声をあげて喜んでくれそうですし(^-^)v ジイジが点数を稼ぐにはこれが一番良さそうです。「ジイジ、○○を描いて」、「はいよ」、サッサッサッ φ(..) ……なぁ~んてね(笑)(^-^)v
これだと、可愛らしい系のアメリカの漫画やアニメのキャラクターを模写して描くのが得意だった“昔とった杵柄”ってやつも、このためにあったんだ…って感じで活きてきますしね(^^)d 2人の子供達の子育ての時にはまったく気がつきませんでしたが、今回、東京ディズニーランドさんにこのことに気づかせていただきました。感謝感謝です。
さっそく画用紙帳と教本を買ってきて、練習しようかなぁ~(^^)d デッサン用の鉛筆は「ディズニー・ドローイングクラス」で記念にいただいたものが、メチャメチャ描きやすい優れものなので(タッチが軟らかく、線も濃く描けるし、力のいれ具合で影の濃淡までもが簡単に描きやすい)、しばらくはこれを使うことにします。
さぁ~て、肩慣らしのため、次は何を描こうかなぁ~ φ(..) まずは、孫娘も大好きな「ミニーちゃん」あたりかな……?(笑)
ちなみに、7月には2人目の孫が誕生する予定です。家族が増えるということは、実に嬉しいことです(^^)d
執筆者
株式会社ハレックス
前代表取締役社長
越智正昭
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