2016/04/20
チャンピョン石本康隆選手、タイトル初防衛に成功!!(祝勝会編)
4月2日、格闘技の聖地、東京・後楽園ホールで行われたプロボクシング日本スーパーバンタム級タイトルマッチで、3対0という大差の判定でタイトル初防衛を果たしたチャンピョン・石本康隆選手(帝拳ジム)の祝勝会が4月12日(火)に東京神田錦町の讃岐うどん店『野らぼー』本店であり、熱烈石本康隆ファンの私ももちろん出席してきました。
さすがに香川県高松市出身の石本康隆選手、祝勝会で何を食べたい?‥‥って訊くと間髪入れずに「美味しいうどんが食べたい」ということでしたので、恒例とも言えるこの店での開催することにした‥‥と、この日の祝勝会もお世話役を務めていただいている香川県人会の齋藤さんがおっしゃっていました。第39代日本スーパーバンタム級チャンピョンのパワーの源は、やっぱり讃岐うどんだったのですね。おそるべし、炭水化物パワーですo(^_-)O
あの熱戦を繰り広げた初防衛戦から10日ぶりに逢った石本康隆選手は試合前の減量から解放されて幾分ふっくらしていました。「今、どの階級?」って私が訊くと「4階級上げてスーパーライト級ってところですかね」って回答が笑顔で返ってきました。スーパーライト級は135ポンド超〜140ポンド以下(61.235kg超〜63.503kg以下)の階級。石本康隆選手は118ポンド超〜112ポンド以下(53.524kg超〜55.338kg以下)のスーパーバンタム級の選手なので、僅か10日間で約8kg増えたってことになります。試合前にはそのくらいキツい減量をするんだってことなのですが、試合後の回復ぶりも驚異的と言えますね。凄い!
ちなみに、私はそのスーパーライト級よりもさらに4階級上のスーパーミドル級です。スーパーミドル級は160ポンド超〜168ポンド以下(72.575kg超〜76.204kg以下)の階級で、そのすぐ上の階級はライトヘビー級で、さらにその上にはクルーザー級とヘビー級の2階級しか残されておりません。やばっ!、ライトヘビー級って言えば重量級じゃん。気を抜くとすぐに重量級に突入ってことか‥‥(^_^;)
この日も香川県東京事務所や香川県出身者を中心に石本康隆選手を応援する多士済々の顔ぶれが集まり、石本選手の日本タイトル初防衛を祝いました。この日の石本康隆選手はリング上で見せる猛獣のような目付きの第39代日本スーパーバンタム級チャンピオンの“石本康隆選手”とは一変し、人懐っこいお茶目なところも多い34歳の若者、“石本康隆クン”にすっかり戻っていました。この両極端とも言える二面性が凄すぎますし、多くの人が石本康隆選手を応援する最大の要因のように私は思っています。そういう石本康隆応援団の一員に加えて貰っていることを、嬉しく思っています。
試合直後に開催される試合当日の祝勝会とは違い、こうして改めて開催される祝勝会ではゆっくりと石本選手と話をできるのが嬉しいですね。あの初防衛戦のこともいろいろと聞くことができました。
第2ラウンドでダウンを奪ったあの右ストレートですが、あまりに一瞬のことでどこに当たったのか私の目ではわからなかったので石本選手に確認すると、藤原選手の左側頭部に掠るように当たったのだそうです。あの部分に掠るようにパンチが当たると頭(脳)が大きく揺れるので、クリーンヒットしなくてもダウンを奪えることがあるのだそうです。なるほどなるほど。
第9ラウンドに2度目のダウンを奪った右のショートアッパーですが、正確にはあのパンチの後に左フックが当たっていて、それでダウンを奪ったのだそうです。左フックがなくても、あの右のショートアッパーだけでも相当のダメージを与えたと私は思いますけどね。それだけのクリーンヒットでしたから。その他にもあの試合のことを中心にいろいろと訊いたのですが、今後のボクシング観戦の参考にするようないささかマニアックでテクニカルな話ばかりですので、大変に申し訳ありませんが、ここではバッサリと省略させていただきます。
先ほど石本選手を応援する多士済々の顔ぶれが集まったと書きましたが、ホント多士済々です。
まず紫雲会(香川県立高松商業高校同窓会)の東京支部長を務められている北條勇さん。高松商業高校と言えば、今年の選抜高校野球の決勝で延長戦の末に奈良県の智辯学園に惜しくも1対2で敗れたものの、栄えある準優勝を果たした名門高校です。北條さんも野球部のOB(お聞きすると今年70歳)で、ご自身も甲子園に出場した経験をお持ちなんだとか。20年ぶり(26回目)に出場した母校野球部の応援に今年の選抜高校野球での高松商業高校の試合は全試合観戦されたのだそうです。
と言うことは、4月1日に甲子園で高松商業高校の準優勝を見届けた翌日の4月2日に東京の後楽園ホールで行われた石本康隆選手の初防衛戦を観戦に来ていただいたのですね。お疲れ様でございます。4月2日の後楽園ホールでは私の隣の席でした。そういうこととはつゆしらず、当日は私の大音量のワァワァキャアキャアの不快音を耳許でお聞かせしてしまいました。まっ、前日まで甲子園球場全体を揺るがすような大声援の中でいらっしゃったので、耳慣れしておられたかもしれませんが‥‥。この会は石本康隆選手の祝勝会ではあったのですが、高松商業高校の選抜高校野球準優勝という古豪復活をお祝いさせていただきました。
お聞きすると、プロボクシングの試合をナマで観戦したのは4月2日の石本選手の初防衛戦が初めてのことだったそうなのですが、ハマってしまって、今回の祝勝会にも顔を出していただきましたし、次の防衛戦も必ず応援に行くとおっしゃっていました。またご一緒に応援したいものです。今度は甲子園球場の応援でも阪神タイガースの応援並みの大声援で(笑)
続いては同じく野球繋がりで、3年前までプロ野球・横浜DeNAベイスターズの投手だった福田岳洋さん。福田さんは大阪府高槻市の出身で、大谷高校、高知大学、京都大学大学院(中退)、香川県オリーブガイナーズ(四国・九州アイランドリーグ)を経て、2009年度ドラフト会議で横浜DeNAベイスターズから5位指名を受け入団。最速150km/時を超えるストレートとスライダーを武器に入団初年度から1軍でも中継ぎや敗戦処理で活躍。しかし、2011年に左膝を痛め、手術をして再起を図ったものの、全盛期の勢いは戻らず、2013年のシーズン終了後に戦力外通告を受け退団。現在は経営コンサルタントとして会計事務所に勤務されています。
高知大学教育学部を卒業後、一旦は野球を断念して、スポーツ科学を専攻するため京都大学の大学院に進学したものの、野球への思いが断ち切れず、大学院在籍中にリッツベースボールクラブに加入し2007年の全日本クラブ野球選手権に同チームが初出場することに貢献。2008年に四国・九州アイランドリーグ・香川オリーブガイナーズのトライアウトに合格して入団(大学院は休学、その後プロ入り前に中退)。そして、その香川オリーブガイナーズでの活躍が認められ、2009年度ドラフト会議で横浜DeNAベイスターズから5位指名を受け入団したという紆余曲折の経歴の持ち主です。
香川県のことをプロ野球選手になるきっかけをもらった第二の故郷のように思っていただいているそうで、競技種目は違えど同じプロアスリートとして頑張っている香川県出身の日本チャンピオン石本康隆選手を応援しているのだそうです。嬉しいことです。石本選手とは年齢も近いことから(石本選手のほうが1歳年上かな?)、石本選手にご自身を投影されていらっしゃるのかもしれません。
福田岳洋さんは横浜DeNAベイスターズを退団後、会計事務所に勤務するかたわら早稲田大学の大学院へ進学し、スポーツマネジメントを学んでおられます。今後は、ご自身がそうであったように、プロスポーツを目指す子供達にとってのよりよい環境作りと、アスリートの一番の問題であるセカンドキャリアの充実を図る仕事をやっていきたいと熱く語っておられました。なかなかのナイスガイで、業種が異なるのでどういう応援ができるかわかりませんが、応援してあげたいな‥と思わせてくれる若者でした(さすがに元プロ野球のピッチャーですから、ガタイがいいです)。
続いては、東宝芸能所属の附田健佑さん。舞台やミュージカル、最近では歌舞伎などでも活躍されている役者さんです。青森県の出身で、香川県とは縁がなかったのですが、共通のご友人の紹介で石本康隆選手と逢って、同い年ということもあり意気投合。それ以来、石本選手の試合に応援に行っているのだそうです。
青森県の七戸町の出身ということで、私が「昔、南部縦貫鉄道(七戸〜野辺地間:1997年休止、2002年廃止)に乗りに行ったことがあるよ」と申し上げると、「南部縦貫鉄道は実家の目の前をガタゴト走っていました」と嬉しそうに応えてくれました。おぉっ!(^O^) 南部縦貫鉄道に関しては、現在、七戸駅構内で当時の車両(レールバスという可愛らしい車両)が動態保存されているので、そういう話を聞いて、近いうちにまた観に行きたくなっちゃいました。
附田さんはさすがに役者さんですので、おめでたい金色の扇子と変装用の小道具を持参し、石本康隆選手の祝勝会の場を大いに盛り上げていただきました。メチャメチャ面白い方です。
このように多士済々、と言うか、異能とも言える様々な分野で一生懸命頑張っている若い人達が集まってくるというのも、石本康隆選手の持つ人間的な魅力のなせるわざではないか‥‥と思います。楽しくなっちゃいますし、そういう若い人達から大いに刺激も受けています。
タイトル初防衛の祝勝会ということで、石本康隆選手はこの祝勝会の場に貴重な日本スーパーバンタム級のチャンピョンベルトを持って来ていただきました。私達応援団もめいめい触らせていただいたのですが、歴史の重みさえ感じられる実に素晴らしいものでした。
ちなみに、プロボクシングの日本タイトルのチャンピョンベルトには、1952年(昭和27年)に日本最初の世界チャンピョン(フライ級)になった白井義男選手の写真が刻印されたものが嵌め込まれています。皆さん、ご存知でしたか?
『農らぼー』は讃岐うどんのお店ということで、〆はもちろんうどん。通常の釜揚げうどんに始まって、釜肉ぶっかけうどん、釜チーズカレーうどん、辛味噌釜玉うどんといった創作うどんが次から次に出てきます。それも半端なく量が多い。どれも美味しいことに間違いはないのですが、いかんせん量が‥‥。還暦を過ぎたお腹には入りきれませんε-(´∀`; )
最後はチャンピョン石本康隆選手が今年の秋に予定されています次の防衛戦に向けての抱負と、その先にある世界タイトルに向けての思いを熱く語っていただいて、御開きとなりました。
頑張れ! 石本康隆選手!! 世界タイトルに挑戦する時はラスベガスだってマカオだって私は応援に行きます! o(`ω´ )o
執筆者
株式会社ハレックス
前代表取締役社長
越智正昭
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