2017/01/13
中山道六十九次・街道歩き【第7回: 熊谷→深谷】(その3)
お昼のお弁当をいただいて、午後の部に出立しました。国道17号沿いのコンビニから並行して延びる旧中山道に戻り、街道歩きを再開しました。昼食や休憩で40分近く休んでいたのですが、後から来るはずの新宿発の1号車、横浜発の2号車の皆さん方の姿はまだ見えません。朝、渋滞に巻き込まれて、熊谷到着が遅れているということでしたが、もしかしたら1時間以上遅れているということなのでしょうか。彼等のお弁当を積んでいると思われる観光バスが1台、私達が昼食を摂ったコンビニの駐車場に入っていくことだけは確認しました。
「玉井堰幹線用水路(通称:柿沼堀)」です。透き通ってとても綺麗な水が流れています。この農業用用水路は一度荒廃してしまったそうなのですが、地域住民の声で再整備を行い、最近ではホタルが自生するまでになったのだそうです。以下の熊谷市のHPにホタルの舞う様子が動画で紹介されています。
熊谷市公式HP
農道としか思えないこの細い道路が、実は旧中山道です。この道路の幅は、むしろ当時のままと言うことができるのではないかと思います。
11月に入ったというのに、アゲハチョウを見つけて、思わず写真を撮影しました。「これから寒くなるけど、頑張れ!」と声を掛けたくなってしまいます。
熊谷市玉井で国道17号と交差します。国道17号に架かる歩道橋の上から南北を見ると、旧中山道が国道17号を斜めに横切るように延びているのが分かります。と言うか、旧中山道を斜めに横切るように真っ直ぐ国道17号が延びていったということのようです。ここから先、深谷市東方町2丁目にかけては埼玉県道264号原郷熊谷線が旧中山道です。
このあたりは道路の両側が一面の田圃で(稲の刈り取りが終わったばかりの田圃)、さして見るものもなく、ただひたすら深谷宿を目指して歩きます。
スーパー・ベルク玉井店のトイレを借りて、トイレ休憩。50人以上の団体で行動する街道歩きではトイレの確保が一番の問題で、主催する旅行会社としても一番苦労しているように思えます。このベルク玉井店を過ぎるとゴールの深谷宿まで大きなトイレはないということなので、私自身はもよおしてはいないものの、念のため行っておくことにしました。
旧中山道の沿線では、屋敷の庭や小さな公園、神社、寺院等に植えられている樹々や花で様々な秋の訪れが楽しめます。これも街道歩きの楽しみの一つです。柿やザクロ、ミカン、おっ! これは実に見事に手入れされた菊の花です。
玉井在家にある観音堂です。なかなか味があります。
熊谷から先の旧中山道の沿道には、庚申塔や庚申塚、道祖神などが幾つも祀られています。旧中山道沿道ではこれまでも多く見掛けましたが、このあたりは特に多いように思われます。
旧中山道らしく、沿道に立ち並ぶ家の中には黒塀の家や、大きな漆喰造りの蔵を構えた立派な家があります。おそらく、この付近の名主だった家なのでしょう。
東方一里塚です。この東方一里塚は江戸の日本橋を出立してから18番目の一里塚で、1里が約4kmですから、ここまで約72kmやって来たことになります。残念ながら塚は左右両方とも現存せず、小さな標識が立っているだけです。右側には道祖神が祀られています。
これはこれは……。個人の所有の土地なのでしょうが、色鮮やかな赤い鳥居が幾つも並び、その先に小さな祠が祀られています。よっぽど信心深い方がお作りになられたのでしょう。
……(その4)に続きます。
「玉井堰幹線用水路(通称:柿沼堀)」です。透き通ってとても綺麗な水が流れています。この農業用用水路は一度荒廃してしまったそうなのですが、地域住民の声で再整備を行い、最近ではホタルが自生するまでになったのだそうです。以下の熊谷市のHPにホタルの舞う様子が動画で紹介されています。
熊谷市公式HP
農道としか思えないこの細い道路が、実は旧中山道です。この道路の幅は、むしろ当時のままと言うことができるのではないかと思います。
11月に入ったというのに、アゲハチョウを見つけて、思わず写真を撮影しました。「これから寒くなるけど、頑張れ!」と声を掛けたくなってしまいます。
熊谷市玉井で国道17号と交差します。国道17号に架かる歩道橋の上から南北を見ると、旧中山道が国道17号を斜めに横切るように延びているのが分かります。と言うか、旧中山道を斜めに横切るように真っ直ぐ国道17号が延びていったということのようです。ここから先、深谷市東方町2丁目にかけては埼玉県道264号原郷熊谷線が旧中山道です。
このあたりは道路の両側が一面の田圃で(稲の刈り取りが終わったばかりの田圃)、さして見るものもなく、ただひたすら深谷宿を目指して歩きます。
スーパー・ベルク玉井店のトイレを借りて、トイレ休憩。50人以上の団体で行動する街道歩きではトイレの確保が一番の問題で、主催する旅行会社としても一番苦労しているように思えます。このベルク玉井店を過ぎるとゴールの深谷宿まで大きなトイレはないということなので、私自身はもよおしてはいないものの、念のため行っておくことにしました。
旧中山道の沿線では、屋敷の庭や小さな公園、神社、寺院等に植えられている樹々や花で様々な秋の訪れが楽しめます。これも街道歩きの楽しみの一つです。柿やザクロ、ミカン、おっ! これは実に見事に手入れされた菊の花です。
玉井在家にある観音堂です。なかなか味があります。
熊谷から先の旧中山道の沿道には、庚申塔や庚申塚、道祖神などが幾つも祀られています。旧中山道沿道ではこれまでも多く見掛けましたが、このあたりは特に多いように思われます。
旧中山道らしく、沿道に立ち並ぶ家の中には黒塀の家や、大きな漆喰造りの蔵を構えた立派な家があります。おそらく、この付近の名主だった家なのでしょう。
東方一里塚です。この東方一里塚は江戸の日本橋を出立してから18番目の一里塚で、1里が約4kmですから、ここまで約72kmやって来たことになります。残念ながら塚は左右両方とも現存せず、小さな標識が立っているだけです。右側には道祖神が祀られています。
これはこれは……。個人の所有の土地なのでしょうが、色鮮やかな赤い鳥居が幾つも並び、その先に小さな祠が祀られています。よっぽど信心深い方がお作りになられたのでしょう。
……(その4)に続きます。
執筆者
株式会社ハレックス
前代表取締役社長
越智正昭
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